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世の流れで、男子校や女子校は減りつつありますが、大人の中には、それら出身者がまぁまぁの割合でいます。私自身も男子校出身者ということもあり、今回は男子校出身者のお話です。
1.小さな世界
男子校生徒は、多感なティーンエイジを、男性の中だけで過ごします。中高男子校の場合、13~18歳の6年間、そうなります。
みなさんも自身を振り返ってみて感じると思いますが、中学生、高校生は非常に狭い世界で生きています。学校、もっと言えばクラスが、彼等の「世界」のすべてです。大人から見れば、小さな悩みに見えても、彼等にとっては「この世の終わり」に感じるのは、世界観自体が小さいからなのです。
2.異性に対する観察眼
男子校生徒にとって、世界に「リアルな女性」は、母親、姉、妹しか存在しない。極端に言えば、そうなります。
女性に興味津々なのに、現実感が持てない。これが「男子校生徒」です。
中には近所の女子校生徒と、お付き合いする人もいますが、たいていは超がつくほど「見た目重視」。共学でもそうなりがちですが、男子校(女子校)は、その傾向が強まります。
学校では、クラスの中での「言動」によって、その人の中身がわかってきます。これは、対同性、対異性とも同じなのですが、クラスに女性がいない男子校は、女性に対する「観察眼」が育まれない環境にあるのです。
3.全員、遅咲き
多くの、元男子校生徒は、頭の中で考えた「理想とする女性像」を大切に抱えて、大学デビュー、社会人デビューします。そして、デビュー後、失望にも似た失恋を経験します(共学出身者に比べて免疫がない分、深く傷つきがちです)。
ここから、経験を重ね「リアル女性に対しての理解」を深めていきます。急角度で成長する人もいますし、なかなかな、、同世代共学出身者に感覚が追い付けない人もいますが、総じて、全員、遅咲きです。
ここまで言うと、婚活に関してマイナスしかないように見える、男子校出身者ですが、案外、そうでもないのです。
4.婚活における強み
彼等は、思春期に「男子だけの濃厚な時間」を過ごすことで、知らず知らずのうちに、強い絆を結んでいます。
卒業後、一番、公私でつながりがあるのは、男子校ではないでしょうか。
女子の存在と引き換えに、というと言い過ぎですが、人生に活かせる「学縁(学校による縁)」を、強く持っているのです。
男しか登場しない「思い出話」は、意外と女性ウケします。
同窓会で、オトナの男同士がワチャワチャしているのも、意外と女性に好感を持たれます。
女性はその「価値」を、本能的に理解しているのかもしれませんね。
「男子校話」は、良質なアピールコンテンツです。
男子校出身者は、ぜひ、お見合いやデートのトークに使ってください。
また、女性の方は、お相手が男子校出身者であった場合、さりげなく、男子校の話題を振ってみてください。
お相手の隠れた魅力を、発見できるかもしれません。